愛猫 銀ちゃんの旅立ち

日記

昨日、実家で暮らしていた愛猫の銀ちゃんが旅立ちました。

15年という、長いような短い時間を共有しました。

特に嫁に行くまでの9年間は、ずっと一緒に生活をしていました。

この子を家族に迎える時点で、いつか別れの日が来ることを知っていましたが、突然だったので気持ちが付いていきません。

目次

夏の暑い日に

ちょうどお盆から2・3日過ぎたころに、犬の散歩コースにあった無花果果樹園のネットの中で銀ちゃんを見つけました。

畑の真ん中に置かれた段ボール。

手のひらよりも小さくて、やっと目を開いたくらいの赤ちゃん猫。

果樹園のネットから出た兄弟たちは、鴉に襲われたのか皆亡くなっていました。

か細く鳴く声を見捨てられなくて、ついつい家へ連れて帰ってしまいました。

猫用粉ミルクと哺乳瓶を買いに走って、あれこれ世話をするうちに他人に譲ることの出来ないほどの愛情がわき、観念して家族の一員に迎え入れました。

当時、大好きだったアニメ「銀魂」の主人公から銀ちゃんになりました。

定春と名付けようとして、「大きくなるからやめなさい。」と言われたのに巨大猫なったwww。

母性を刺激する猫の頭

大人になって4キロ位に。

横抱きにすると猫っ毛な新生児な感じ。

いつか結婚して子供が生まれたら、きっとこんな感じ。

あまりなかった結婚願望とか未来への展望とかを刺激してくれた子な気がした。

お嫁に行くとき、アパート生活になるため離れることに。

夫に出来るだけ実家に近い距離にとお願いをした。

私の子供達にも、優しく触らせてくれる先輩猫でした。

見送り

暑い夏だったので、夏バテかな。最近やせたなって思っていた。

黒光りするつやつやな毛並みが、少し荒れたかな?

私は職場にいて、母は洗濯を干しに行っている間に脱衣所で倒れていました。

お風呂場でお水を飲んで、すこしお水を吐いて倒れていました。

死後硬直が始まっていたが、この季節。まだ温かい。

母は本当に息をしていないのか、何回も何回も確かめたそうです。

役所へ火葬の相談をすると「今日の13時から」とのことで、遺体の保存も難しいのでお願いをすることに。

人間の葬儀の合間、他のペット達と一緒に火葬されます。

段ボールにタオルは1枚まで。首輪等ほかの物は入れられません。

骨も貰うことはできません。

仕事から抜け出せず、銀ちゃんの最後の姿も見れませんでした。

でも、13時に空を見上げて手を合わさせてもらいました。

本当に、私の所に来てくれてありがとう。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました